東方吹奏楽団・第八回定期演奏会
こんにちは。トランペットをしております、黒蜜です。
2月5日に開催された東方吹奏楽団大阪支部・第八回定期演奏会にエキストラで出演させていただいたので、その感想を書いていきます。
配信のアーカイブのリンクを貼る予定でしたが、トラブルにより後日公開されるということで出次第掲載します。演奏された曲目にも言及しております。
ざっくり感想
私は今回初めての参加ということもあり、一つ一つの曲が合奏されるたびにカッコいいな~~と感じていました。原曲そのものの吹奏楽アレンジではなく、複数の原曲がミックスされたものや展開に吹奏楽のものを取り入れたような形式のものなど、演奏しながらでも聴きごたえのある作品だと思います。普通の東方アレンジと違い生音を直に聴けるため、普段とは曲の伝わり方が違うような気がします。
アレンジャーの方もこの楽団に在籍・出演しており、直接お話を伺う機会もありました。私も最近編曲の練習をしているため、曲の組み立て方や創作への姿勢など、滅多に聴くことができない貴重なお話ができ、かなりモチベーションが高まっています。
以下今回の演奏会の内容についてですので、アーカイブを待っている方はそちらご覧になってから読んでいただけるとより良いかもしれません。
信仰と崇拝 原曲:大神神話伝ほか
今回の曲で一番好きなのは第3部最終曲である『信仰と崇拝』でした。panon氏の編曲・指揮で演奏されたこちらは『東方神霊廟』5面の「大神神話伝」「夢殿大祀廟」を原曲としていますが、それ以外にもいくつかの曲を想起させるフレーズが含まれています。レファレンス大好き人間なのでこういうのは無条件に好みです。「聖徳伝説」風の対旋律をトロンボーンが奏でていたり、「死霊の夜桜(違うかもしれない)」のような雰囲気で木管、のちに金管が旋律を歌い上げていたり、神霊廟全体が思い起こされる曲だと思います。
中盤にテンポを落として木管楽器が歌う場面があるのですが、そこがまさに吹奏楽といった雰囲気で吹きながら聴き入っていました。さながら吹奏楽コンクールの自由曲のようで、コンクールで演奏されていた気すらします。
打楽器アンサンブル
第二部はアンサンブルのステージでしたが、中でも打楽器による6重奏はとりわけ素晴らしかったと思います。マリンバの音色が永夜抄の雰囲気と合っていて、澄み渡るような演奏でした。
『東方輝針城』より「輝く針の小人族」も演奏されており、こちらは原曲の叩きつけるような迫力が出ていてかっこよかったと思います。
総じて
もともとトランペットを始めたきっかけの一つであった東方Projectの楽曲を吹奏楽として演奏する機会を得ることができ、とてもいい経験になりました。普段はジャズをやっていますが、久々に吹奏楽のステージに乗って、指揮者がいることの良さや大人数で音楽をやることの面白さを思い出しました。東方吹奏楽団の皆様、演奏会の準備をしてくださった方々、演奏を聴いてくださった皆様に心より感謝申し上げます。