【S31】レシラムとゼクロムを使った
こんにちは。最近ポケカをはじめました、黒蜜です。
今回は6月のS30で使用したレシラムとゼクロムを使った構築をまとめていきます。
メンバー紹介
レシラム@こだわりスカーフ
おくびょう/CS252D4
クロスフレイム/りゅうせいぐん/だいちのちから/シャドーボール/あおいほのお
今回の主役その1。主な役割対象はザシアン・こくばバドレックス・日食ネクロズマなどです。現環境では相方と異なりあまり見かけませんが、勝るとも劣らない活躍を見せてくれます。
わざ・性格・もちものについて
最速スカーフにしないとザシアンを抜けないためこれで固定しています。
主力技のあおいほのおに加え、命中を安定させたい場合に有用なクロスフレイム、こくばバドレックス対策としてのシャドーボールを採用しています。りゅうせいぐんを使いたい相手があまりおらず、ヒードランなどへの有効打となりダイマックスすることでDを上げることもできるだいちのちからと入れ替えました。
最終日付近から、ドラゴンに対して有効打を一切持たない(ホワイトキュレムなど)ことがネックになる場面が増えたことを踏まえりゅうせいぐんを再び採用しました。だいちのちからを使う場面は比較的多かったためクロスフレイムを切りました。
強み
・フェアリー、こおりタイプで弱点を突かれない
ドラゴンタイプでありながら上記で弱点を突かれないため、通常のドラゴンでは太刀打ちできない相手とも渡り合える場面が多いです。とりわけ対ザシアンに対しては、はがね半減かつフェアリー等倍のため必ず一撃耐えることができます。
・ザシアンやこくばバドレックスに上をとりながら確殺できる
最速スカーフとすることで90族であるレシラムのすばやさ実数値は234となり、ザシアンの220・こくばバドレックスの222を上回ります。
またあおいほのおでH252D4ザシアンを確殺できます。それ以外への火力も考えてC特化にしていますが、108以上Cに振ることで同様の成果が上がります。同様にこくばバドレックスに対してもスカーフを除いて先制でき、シャドーボールで確殺できます。
・Dが高い
レシラムのD種族値は120あり、実数値は4振りで141となります。これはナットレイやスイクンなど一部の耐久が得意とされているポケモンよりも高く、生半可な攻撃では落とせません。ダイマックスしているこくばバドレックスの無補正C特化ダイホロウ(アストラルビット)を一回耐え、お互いダイマックスしている場合は二度耐えます。
弱み
・カイオーガに無力
Dが高いとはいえ雨しおふきを耐えられるはずもなく、こちらからも有効打がありません。よく見かけるザシオーガのコンビが相手の場合は基本的にレシラムを選出せず戦うことになります。
・Bはそこまで高くない
ランドロスがとりわけ厳しく、じしんを耐えません。
使用感
上述のザシアンやこくばバドレックスといった仮想敵には無類の強さを発揮していました。反面ザシオーガのセットがかなりの数環境に存在し、選出できない場面も少なからずありました。素早い仮想敵の上をとって倒すというコンセプトの都合上スカーフを持たせていますが、初手で対面した際にスカーフがバレて退かれることも多々ありました。対ザシアンで最も面倒なのはでんこうせっかであり、じゃれつくは確定で耐えられるものの返しで先制されて倒されるため一撃で決める必要があり、対面自体もHPに余裕をもって行う必要がありました。とはいえどういうわけか命中85しかないあおいほのおをほとんど外すことがなく、200戦以上しましたがあおいほのおを外したせいで負けた試合はせいぜい1,2試合あるかどうかといったところだと思います。総じて選出したい場面と選出できない場面が被ることもあったものの、出せればきちんと役割を遂行してくれました。体感選出率は3~4位です。
ゼクロム@いのちのたま
ようき/AS252D4
今回の主役その2。主な役割対象はカイオーガ、イベルタル、ホウオウなどです。
りゅうのまいが発動できればその力は強力無比ですが、積まずとも十二分な破壊力をもっています。このパーティで最もダイマックスするポケモンです。
わざ・性格・もちものについて
ダイマックスする積みアタッカーとして最も相性がよいであろういのちのたまを持たせています。主力技のらいげき・げきりんに加え、積み技兼ダイウォールとしてりゅうのまい、ダイジェットとしてそらをとぶを採用しています。ダブルウィングの方が採用率が高いようですが、ダイマ枯らしとして有用なそらをとぶを今回は選びました。
強み
・積めれば大暴れ
りゅうのまいさえ使えれば異常な火力を見せてくれます。レシラムと同様S種族値は90であるためりゅうのまい一回でザシアンやこくばバドレックスを抜き去ります。舞えればザシアンはらいげきで確殺できます。
・初手ダイマックス可能
りゅうのまいが強い話をしましたが、なくても強いです。カイオーガやイベルタルはダイサンダーで確殺できますし、両方最低乱数であってもダイジェット+ダイサンダーでザシアンも倒せます。
・タイプの優秀さ
ドラゴン+でんきは単純な補完こそそこまで良いわけではないですが、でんき1/4ひこう半減ほのお半減とサンダーに対して特に強いです。積みアタッカーとしてまひにかからないのもありがたいポイントといえます。
弱み
・ダイマックスなしだと戦いにくい
ダイマックスすれば無類の強さを発揮しますが、ダイマックスできないと蹂躙される場合も少なくありません。スカーフカイオーガには一度舞ってもSで負けれいとうビームも一度しか耐えられないため、ダイマックスを切らないと対面から勝つのは難しくなっています。
・無理な相手は無理
当たり前ですが、ランドロスやナットレイなどメジャーどころが結構厳しいのが難点です。
・メタモンが天敵
積みアタッカーの宿命です。こちらもランドロスで対抗しましょう。
使用感
舞う隙さえ作れれば3タテも十分可能なエースであり、環境上位の禁止級にも相性のよいものが結構多かったため選出はしやすかったです。イベルタルは珠あくのはどうで乱数一発だったり、カイオーガはれいとうビームで確2だったりとダイマックスしないとやりづらい部分は相応にありましたが、強引に粉砕できることも多かったといえます。一致技がどちらも無効タイプを持つため、トリトドンとザシアンを両方選出された結果交互に繰り出されてダイマを無駄にしたりと読みを鍛える必要性を感じました。ダイマックスでない状態でノーリスクで打てる技がないのは明確な弱みといえるため、そのあたりは改良の余地がありそうです。体感選出率は1位です。
総じてこの二体はメジャーどころの禁止伝説に結構な割合で有利をとれますが、その取り巻きが重かったり命中不安で競り負けたりすることがあります。特に後者はレシゼクの双方のメインウェポンが命中85しかなく、ゼクロムに至ってはノーリスクで打てるわざがありません。日頃からお祈りを重ねておきましょう。
60戦した時点で特に苦手だったのがランドロスとゼルネアスであり、それに打ち勝てるように残りを選びました。
ランドロス@ラムのみ
ようき/AS252H4
じめんの一貫を切るためのひこうタイプであり、ザシアンを撃退するための一人でもあります。定番のダイマックス可能アタッカーであり、想像以上の耐久と火力を誇ります。スカーフをレシラムが、たまをゼクロムが持っているため持ち物に悩みましたが、ザシアンのきょじゅうざんはいかく込みだと確定耐えすることから状態異常持ちに対してつるぎのまいが使いやすいラムのみとしました。また、アタッカー性能を高めるべくがんせきふうじをいわなだれに変更しました。
レシゼクを両方選出するとじめんが一貫することもあり、攻守一体のポケモンとして選出率はかなり高いです。
使用感
じめんタイプの刺さりのよさ、こちらへの刺さりの両面からかなり選出率が高く、スペックの高さを実感しました。つるぎのまいによる抜き性能も高く、相手のランドロスに対して後投げした際や相手のカバルドンなどがあくびを打ってきた際に積むと一気に勝率が上がっていました。反面ザシアン対策としていうほど強かったかというと、H252ザシアンはようきランドロスのA252地震を確定で耐えられるため微妙だったかもしれません。体感選出率は3位です。
いちげきウーラオス@こだわりハチマキ
ようき/AS252D4
意味不明の破壊力を誇るいちげきハチマキウーラオスです。明確な仮想敵を意識しているというよりは誰に対しても一定の仕事ができるような枠だと考えています。あんこくきょうだでH無振りランドロスを確殺しますが、ダイマックスされることやHに振っていることも多く過信は禁物となっています。オーロンゲに壁を貼られると全ての計算が狂うのでかわらわりを採用しました。かわらわりでオーロンゲは確2なためソウルクラッシュを初手から選ばれると負けますが、かわらわりの採用はかなり少なく読まれにくいと判断しています。
使用感
最後の一枠に迷ったらだいたい選んでました。バンギラスやポリゴン2、ラッキーやゴチルゼルなど他に突破できそうなポケモンがいない相手に対し風穴を開ける担当です。
実際のところこれらは出てこないことも多いのですが、いざ選ばれると詰むのでついつい選びがちでした。一回ハチマキウーラオスを使ったら他のは使えなくなるほど病みつきになる火力で数多くの戦局を打破してくれました。体感選出率は2位です。
ポリゴン2@しんかのきせき
ずぶとい/H244B252D12/トレース
ランドロスを対処できる汎用的な物理受けとして新たに採用しました。私が受けポケを使うのに慣れておらず真価を発揮できていない可能性はありますが、それでも期待通りの働きをしてくれています。いかくをトレースすることでダイアースを二発耐え、れいとうビームで確2となります。
使用感
思惑通りランドロスを撃退するのには十二分な力を発揮してくれましたが、他の対策をしてるとどうしても選出する枠がなくなり出せないことも結構ありました。ほかにはキョダイラプラスにも強く、どの技でも中乱数2発程度なので初手から対面させられれば安心してダイマックスを枯らすこともできました。また、異様にわざの追加効果を引き当てており、れいとうビームでこおり状態を一発で引き当て、そのままムゲンダイナやザシアンを4ターン凍らせ続けて勝ったことがあります。トライアタックでこおらせることも一度や2度ではなく、少なくとも5回くらいはポリゴン2の付与した状態異常のおかげで勝っています。試合としては負けたものの、ゴチルゼルと対面してしまった際にねむるによる状態異常回復と合わせてこおり・やけど・まひを全て付与したこともありました。体感選出率は6位ですが、それでも十分な活躍をしています。
ナットレイ@たべのこし
なまいき/H220A4B128D156
ゼルネアスを対処できる特殊受けとして新たに採用しました。調整は下記のものを使用しており、ゼルネアスのジオコン後ムーンフォースを耐えつつジャイロボールで確殺します。カイオーガの雨しおふきも二回耐えます。やどりぎのタネとまもるとたべのこしとでゾンビ戦法も可能になっています。
出典
使用感
カイオーガに対しての性能は期待以上であり、ゼルネアスに対してもおおむね満足できる性能でした。きあいだま入りの個体は厳しいですが、最近は切っているものも増えているように感じます。現環境はじめんタイプが特に多いですが、トリトドン・ガマゲロゲ・ラグラージと草4倍のものがなかなか多く、それらに対して選出することもしばしばありました。ラスト一体がナットレイになるとほぼ負けていたことから運用にもう少し練習が必要かもしれません。体感選出率は5位ですが、後半に限ればもう少し高そうです。
結果
月半ばで1週間ほど全くランクマを回せなかったこともあり、これくらいの順位に落ち着きました。最高到達順位は4700位くらいだったと思います。そこそこポテンシャルを感じていたので、もう少しちゃんと回したかったですね。
今月も同じ構築を擦る予定ですが、ちょっとマイナーチェンジは起こるかもしれません。